最後の映画祭が終わったあとも、写真やメッセージなどを随時公開してきます。

もうしばらく、「祭りのあと」をお楽しみください。


映像市 720日(土)


メインスクリーン1日目 726日(金)


メインスクリーン2日目 727日(土)

弁士

澤登翠さん

《無声映画》「雪の渡り鳥」

   感謝の気持で一杯です。

   あきる野映画祭には初期の頃からお招き頂き、弁士をつとめさせていただきまして、心から感謝申し上げます。

   35年もの間、続けてこられた事務局の方々、ボランティアの皆様には 毎年、 お会いする度に温かな笑顔で迎えていただきました。

   ボランティアの方でお父様が大河内傅次郎のファンでいらしたという女性の方とは、終映後に控え室で盛り上がったり...。愉しい思い出です。

   映画には実に豊かな可能性があります。あきる野映画祭のプログラムには、人間と社会を多角的に見つめる視点が生かされた、多彩な映画が揃っていて、皆様の映画への愛情を毎年実感しておりました。

   『瞼の母』、チャップリン、キートン...と 邦・洋色々な無声映画を、光と緑 の心地好いあきる野映画祭で語らせていただいたこと、一生忘れません。

   長い間、本当にありがとうございました。

監督・脚本

安田真奈さん

「36.8℃ サンジュウロクドハチブ」

 映画は「終わらないお祭り」です。何度でも上映でき、そのたびに新たな出会いや感動が生まれるからです。あきる野映画祭はまさに、出会いと感動の場でした。

 「わっつ・ごーいん・おん?」「ぼちぼちの俺ら」「おっさん・らぷそてー」「忘れな草子」「イタメシの純和風」…8mmフィルムコンテストで4つのグランプリと監督賞、脚本賞などを頂き、OL監督に「いつか映画の道へ」という夢が生まれました。フィルコン終了後も、「ひとしずくの魔法」や劇場デビュー作「幸福(しあわせ)のスイッチ」の招待上映でアツイ応援を頂きました。

 最終回、11年の育児ブランクを経た「36.8℃ サンジュウロクドハチブ」を上映いただけて感無量です。毎日は、ちょっと嬉しかったり、ちょっと悲しかったりの繰り返し。青春はまさに微熱…。そんな可愛らしい微熱映画ですが、あきる野に頂いた映画熱は超高熱。これからも熱を冷まさず、終わらないお祭りを続けます。有難うございました。

監督

小林仁さん

「五日市物語」

 第35回あきる野映画祭の開催おめでとうございます。今年で長い歴史にピリオドを打たれるとのこと、スタッフ、関係者の皆様に心から〝ありがとう〟と言わせてください。

 私も一昨年まで、映画祭スタッフの一員でした。その中で「五日市物語」の製作は、最も思い出深い出来事です。脚本と監督を仰せつかった私は、「あきる野」「五日市」を全国の人々に知ってもらう作品にしなくてはいけないと思いつつも、PR映画ではなく映画館で上映できるごく普通の映画にしようと思いました。スタッフは、五日市キネマ団を中心としたあきる野市民のみなさん。出演者は、遠藤久美子さんを始め、名だたる俳優のみなさんと言う画期的な製作体制でした。完成した映画は、地元の映画館では、入場者数の新記録を樹立し、全国の映画館でも多くのみなさんに見ていただきました。そして公開から8年経った今でも、このように上映の場を与えていただいていることに深く感謝しています。

 あきる野映画祭を愛しているたくさんの人の思いは、これからもずっと続いていくと思います。また、逢える日を楽しみにしています!

音楽

原夕輝さん

「五日市物語」 
 12年程前、東京に越して来て1ヶ月後くらいの頃、始めてあきる野市を訪れた。あきる野映画祭に遊びに行くのが目的で、そこで小林仁監督と出会った。数年後、その縁で映画『五日市物語』の音楽のお話を頂くことになった。

 いつも、小林監督があきる野市で撮影される映画の音楽で使ってしまうものに、木琴の音色がある。映像に映っているものから音や音楽を連想して作曲していると、あきる野市で撮影された映像には木が沢山映っていることに気が付く。そして、そこからインスピレーションを受ける。高層ビル群や入り組んだ高架の高速道路が東京のイメージだったけれど、打ち合わせや撮影見学で訪れる五日市には綺麗な川や谷、山があり、静かな空気の中で風が葉を鳴らし、鳥が鳴き、川の流れる音はいつも新鮮に感じた。木が育つには土や水が必要で、木琴の音色にもそんな記憶も含まれている。

 また、五日市は映画本編にもあるように林業も昔から盛んだったそうで、木を切ったり、運ぶ時の木々の音は五日市の歴史や風景、生活の中に溶け込んでいる気がした。田中健さんが吹かれるケーナの音色は風のイメージで、風が木々の間を吹き抜けていく、そんな映画の音楽を作ろうと思った。
 映画が完成してからも映画の上映や映画祭がある時には、たまに五日市を訪れたりして、映画の中で登場した場所に行ってみたりする。12年前には知らない土地だった五日市に少しずつ詳しくなってきて、自分にもふるさとと思える場所になってきている。

主演

遠藤久美子さん

「五日市物語」

 あきる野映画祭の季節がやって来ました!

 今年もまた「五日市物語」の上映が行われると聞き、とても嬉しく思います!と同時に、撮影していた日々の事がついこの間の事の様に蘇ります。

 新緑の美しい季節に電車に揺られ、台本を片手に東京のオアシスである五日市に向かいました。暖かい日差しを浴びながら、“なんて穏やかで美しい所なんだろう。本当に東京!?”と、ワクワクしながら撮影初日を迎え、撮影が進む毎に、スタッフさん達の熱意に支えられ、居心地の良さを感じる程に。

 そして、夏、秋の撮影が進むにつれて、人々の温かさや五日市の魅力に惹かれ、まるで主人公の友里と同じ様に、住み心地の良さを感じていました。初めて足を踏み入れたはずなのに、どこか懐かしい、とても不思議な感覚。

私にとって、とても大切な作品となりました!

 こんなに長い期間スクリーンで上映されるなんてとても幸せな事ですし、作り手の映画に対する愛情を感じずにはいられません。沢山の愛情が注がれている映画に出演出来たことは私にとって財産です。

 今年もまた沢山の方に「五日市物語」が届きますように。

出演

井上純一さん

「五日市物語」

 数年前のある日のこと――。

 突然私の携帯に、見知らぬ人から電話がかかってきました。「井上さんに映画に出て頂きたいんですけど、一度会って頂けますか?」ある制作会社の方からの電話でした。

 実はその方の幼なじみの親友が、あきる野市の職員であり、「五日市物語」監督をされた小林さんだったのです。そしてこの縁がきっかけで、小林さんから「今度映画を作るんだけど、出て貰えませんか?」との驚きの要請。もう出るしかないでしょう。「何でもさせて下さい。」

 ハートウォーミングに溢れる素晴らしい作品になったと思います。出会いってきっと人には作れない……。神様がご用意下さった、偶然にも思える人生の一つ一つの出会いに、どんな選択をするのか……。それが、人生の輝きを決めてゆく……。

 この映画に参加出来たことは、自分の人生の宝物となりました。

ロケ地だったあきる野市の自然の素晴らしさが今でも心に響いています。

 映画制作に関わって下さった全ての方々に感謝します!

出演

布施博さん

「五日市物語」

 五日市物語に出演させてもらったのは何年前だったでしょうか。あの当時、「五日市」と言ってもあまりピンと来なかったのが正直なところ。なのに、今ではすっかり慣れ親しんで…あきる野市に越して来て早5年が過ぎました。今思えばあの時から何かご縁があったのかもしれません。この辺りの土地の良さが分かり、これから先もずっとこの恵まれた自然の中で暮らして行きたいと思うほど今では肌に合ってしまっています。一人でも多くの方に知って欲しいと思い、また、できれば、あまり知られたくないとも思う、本当に素敵な場所。五日市万歳!これからも豊かな自然と地元の方々のあたたかさに触れながらここに根付いていけたらと思います。今では僕の大好きな町です。


メインスクリーン3日目 728日(日)

監督

中川龍太郎さん

《斎藤耕一賞》

「四月の永い夢」 

 斎藤耕一監督の名前を冠した賞をいただけますこと、本当に光栄なことであると感じています。高校生の頃、萩原健一さん目当てで『約束』を新宿のTSUTAYAに借りにいったことを思い出します。

 多摩地域の風土で育ってきた自分にとって、どんな美しい女優さんよりも多摩はインスピレーションの泉であります。いつかはあきる野の土地で物語を紡ぐことができますよう、今後とも日々一歩ずつ前進してまいりたいと思います。

 上映の場で皆様とお会いできることを今から楽しみにしています!

主演

朝倉あきさん

《斎藤耕一賞》

「四月の永い夢」 

 この度は「第35回あきる野映画祭」にお招きいただきありがとうございます。

 出演した作品ともどもご縁を頂戴できますことを、とても光栄に感じております。

 『四月の永い夢』は、3年前、まさに今と同じような盛夏の中で、スタッフ・キャストが切磋琢磨しながら撮影が行われました。当時のことを思い返すと、眩しいほどの日差しに包まれた穏やかな街並みや自然などの美しいロケーションの中で、よりよいものにと話し合うスタッフの真剣な表情が、強く印象に残っています。

 愛するひとを失い日々を過ごす主人公の初海という女性は、当時の私には大変難しく、何度も自分の考えを疑い、そのたびに監督や周りのスタッフ・キャストに支えていただき、お陰で最後までなんとか演じきることができました。3年経った今でも、この映画を思い返しては学ぶことがたくさんあります。

 今また、観てくださる方に、少しでも心に残る場面がありましたら嬉しく思います。

出演
三浦貴大さん

《斎藤耕一賞》

「四月の永い夢」 

 あきる野映画祭で「四月の永い夢」が上映されると伺い大変嬉しく思っております。
 そして中川監督。「斎藤耕一賞」受賞、おめでとうございます。監督の作品は、人間の、特に若者の心情を丁寧に描いているところが好きで、役者としてはどれだけリアルな芝居を出来るか、挑戦の場でもあります。
 これからも多くの作品を作り、その中でまたご一緒できる日を楽しみに、私も精進していきます。
 そしてファンとして、次の作品も心待ちにしております。

プレゼンター

斎藤八重子さん

《斎藤耕一賞》

 

 「あきる野映画祭」ありがとう

 「映画館のない街」五日市町に映画を!!

 五日市映画祭は、文化向上と知名度をアピールする目的で35年前に開幕されたことは皆様ご存知のことと存じます。

 五日市町と秋川市が合併しあきる野市になり、「あきる野映画祭」が引き続き開催され24年も経ちました。それには市長さん始め市の職員の方、実行委員会の方、そして地域の皆様の熱い思いが長く続けられた要因だと思います。

 その中で斎藤耕一の作品が23回も上映され、20回も参加出来ましたことに感謝申し上げます。10年前に斎藤耕一が亡くなりましたが、引き続いて新しい才能を応援しようと斎藤耕一賞を制定していただき、毎年私までもプレゼンテーターとして参加出来ますことは嬉しい限りです。

 「あきる野映画祭」は心のよりどころのような温かい場所です。閉幕は本当に残念です。今まで長い間ありがとうございました。